技術翻訳ガイド

技術翻訳者になるためには

技術翻訳者になるためには何が必要なのかというと、まず語学力が必要です。これは一般的な翻訳業務にも言えることであり、これができなければ翻訳者ではありません。そして技術翻訳の場合、そこからさらに一歩進んで、専門的な技術に対する理解が必要になります。

例えば医療の分野での翻訳をする場合、最低でも薬品や成分の名前を知っていなければ、直訳して意味が通じにくい単語に翻訳してしまう可能性があるからです。それなら機械翻訳と同じレベルになってしまいます。もちろん通常の文章部分の精度は、機械翻訳の比ではありませんが、肝心の技術的知識の部分が分かりにくい文章になってはいけません。

また技術翻訳者になるためには、専門知識だけではなく調査能力も必要になります。世界では常に新しい発見がされているため、いつの間にか見たことがない専門的な内容に出会うことも沢山あります。その時に自分で調べてその内容を把握した上で翻訳しなければいけません。ただインターネットで検索するだけでも、単語からその意味を探すことはできます。技術的な内容の辞書を持っていても、その内容はどんどん新しくなっていくので、定期的に買いなおしていく必要もあります。新しい内容が出てきても戸惑わず、自分で調べて対処していくことができる調査能力があってこそ、技術翻訳者として一人前なのです。

そしてこれは翻訳者以前に社会人として必要なことですが、自己管理能力がなければいけません。どんな仕事でも納期厳守は当たり前です。一度の失敗で信用を失うこともあるので、しっかりとスケジュールを管理できる能力がなければいけません。